10階建ての7街区。
武里団地のほぼ中央に位置し、立体的な構造の団地商店街を下に従え、武里団地のまさにシンボル的な存在でした。どこからでも見えました。
いわゆる7ー1、7ー2は向かい合うように建っていました。双子のようなツインタワーでした。
7―1の1階には東武ストアが営業しました。
母がよく買い物に行ったので、幼い私も付いていきました。そこで仮面ライダーのスナックを買ったものです。
大場小3年の時まで、沼端小がまだできていなかったので、7街区から通う同級生がいました。
2年生の時、同じクラスだったA君は7ー1の住人でした。
その頃、7街区では転落事故があり、大場小の女子児童(私の弟によると男子児童)が亡くなる痛ましい事故がありました。私の弟(昭和44年生まれ)によると、その男児は弟の友人と別れ、1人で階段で上がり、身を乗り出し過ぎて落ちてしまったとか。私は母親から女子児童と聞いてましたが、この前、弟から指摘されました。
その事故の直後ぐらいにA君宅に1人で遊びに行ったのですが、7ー1でうろうろしてたら、掃除のおばさん(?)らしき方から「危ないよ」とばかりに入口まで追い返されてしまいました。
A君宅には行けずじまい。おとなしかった私は大人に抗することなく、そのまますごすごと家路に着きました。
あの人は一体誰だったのか?
その後、7街区に上る機会もなく、転校しました。
その後、東武線で武里団地を通過する際、7街区を遠くに望み、懐かしさを覚えました。今はもう取り壊され、春日部病院に。
商店街も今は取り壊され、〝カスミ〟と消えました。