ここは武里団地9街区

丙午生まれの昭和回想

蜂捕り

 大場小2年(昭和49年、1974)の時の話です。

 マイブームに近いのですが、大場小の校庭の隅っこには季節になると花が咲きました。そこにはミツバチが集まってきます。

 乱舞するミツバチを捕獲することを結構してました。

 これはちょっとコツがあります。私の捕獲方法は、花に止まったミツバチの羽部分を指でさっとつまんで捕ります。するとミツバチの尻尾は手に届くこともないので、針で刺されることもありません。

 そして捕まえた直後に開放してあげます。襲撃された記憶はありません。

 そもそもなんでこんなことを始めたのかよく覚えてません。

 しばらくクラスメイトのI君とミツバチ捕りにせっせと励んでました。

 ある日、I君が蜂に刺されてしまいました。

 I君の捕獲方法は、両掌でミツバチを挟み込むようにパンとショックを与えて、捕獲するものでした。だから掌とミツバチの位置が悪いと、ミツバチの針に刺される危険性がありました。

 やはり刺されてしまい、I君は「もうやめるよ」とミツバチ捕りから戦線離脱しました。このI君は穏やかな性格の男の子で、彼とは5年1組の時に再び級友となりました。

 私はしばらく1人で続けてたと思います。

 しかし、1人では面白くありません。

 やがてマイブームも終焉を告げました。

 怖いもの知らずというか、何と危険な遊びをしていたことか。