私の父親はトヨタカローラに乗ってました。
正月になると、どこのお宮で買うのか(西新井大師か氷川神社か?)しめ飾りを車の前中央辺りに飾りました。当時はそうした自動車が多かったものです。
子供たちは独楽(こま)回し、凧(たこ)上げをしました。
お年玉も楽しみでした。
独楽は団地商店街のおもちゃ屋さんで買ったゲイラカイト模様の独楽です。
団地棟の出入口前で回して独楽同士喧嘩させます。
先に勢いが弱くなり、止まったら負け。
凧上げはゲイラカイトです。三角形をした、よく上がる凧です。
もちろん普通の奴凧も上がりました。
凧を上げる場所には事欠きませんでした。団地の前には青々とした芝生が生え、凧を上げるのに走れるぐらいに広かったからです。9―12と9―13の間は通常の広さの2倍はありました。
いつだか自作の凧を作ったことがありました。絵柄はドカベンの山田太郎です。
うまく上がらず、足を付けてなかったことに気付き、足を付けて再び挑戦。
結局、余り高くは飛びませんでした。
女の子たちの間では羽子板をする子供がまだいました。
羽を落とすと顔に墨。まだ見ることのできた風景でした。