大場小3年5組(昭和50年、1975)の時の思い出です。
クラスメイトに学研の図鑑の熱烈な愛読者の男の子T君がいました。下の名前はK君。
私は5組ではS君とT君と仲良しだったのですが、S君とは将来発明家になろうと誓い合って勉強するきっかけを得ることができ(成績は普通でしたが)、またT君からは特に読書面で影響を受けて、学研の図鑑を読むという習慣を身につけることができました。
振り返ると感謝したいぐらい。
お陰さまにていろいろ図鑑から知識を得ることができ、乏しいながらも私の知識の肥やしになっているからです。
当時の小学生は学研の「学習」か「科学」のどちらかを定期講読している子供が少なからずいたと思います。
私も学習と科学を交互に取っていました。
両誌とも書店には置いておらず、武里団地9街区の13か14号棟のどちらかに配達担当の女性がおられ、その方が配達してました。
私は配達日になっても来ない時は待ちきれずに、その女性宅まで取りに行ったこともあります。
本と付録をとても楽しみにしてましたから。
夏休みになると、夏の読み物特集号(引っ越し後も愛読しており、6年の読み物特集号「野口くんの勉強部屋」「旅人の木」が印象的)が届き、それを読んで読書感想文を書いたこともありました。
学研の図鑑は親が10数冊購入してくれてました。実はT君と出会うまではお飾りになってました。T君は30冊近く持っていたように思います。確か同じクラスのN君も持っていたかのように記憶しています。
図鑑はいろいろな分野(恐竜、生物、植物、歴史、宇宙など)がありました。私は日本の歴史(児玉幸多監修、確か全5冊)と恐竜を好んでました。
日本の歴史は人物・事象ごとにカラーの絵入りで頁構成されており、額田王、山上憶良、柿本人麻呂、帰化人(渡来人)、防人、坂上田村麻呂、源頼朝、足利尊氏、徳川吉宗、関東大震災などの人名や事象の名前を覚えることができました。
ある日、大場小図書室で〝小学館〟の図鑑「恐竜」を手に取りました。
めくると「テラノドン」と名前が出てました。
(あれ?)と思いました。
学研の「恐竜」には「プテラノドン」と出ていたからです。
T君に「どっちが正しいのかなあ」と尋ねると、彼は「学研だよ」と即答。
いい思い出です。