前回は昭和49年(1974)5月18日、春日部市立大場小学校2年2組の折、大宮公園の遠足に出かけたことを書きました。
写真には母親によるボールペンの裏書きがあります。「49.5.18 大宮公園」とあります。実はもう1枚、同年月日の違う場所の裏書きのある写真があります。それが今回掲示の写真です。
噴水が特徴的です。これは川口グリーンセンターでの写真です。その名の通り、埼玉県川口市新井宿700にある同市民憩いの場です。恐らくバスで行ったのでしょう。
大宮公園と川口グリーンセンターの2枚の集合写真を照合し、児童たちの服装を確認すると、どうも服装が同じです。裏書きと服装の一致から、やはり1日で2カ所に遠足に出かけたという事実が浮かび上がります。
遠足というと、普通は1日に1カ所に赴き、そこでのんびりと見学、昼食、自由時間などを取るものかと思います。2カ所とは、ずいぶんと強行軍だなと思います。
写真の私ですが、前から3列目、右から4人目に立っています。なぜだか帽子を斜めにしてかぶっています。私の真ん前に片思いだったYさんがいます。
写真を改めてよく見ると、3年5組の時に同級生だった学研マニアのT君の姿があります。私の左の左に顔だけのぞかせています(最後列)。
そのT君の左の左にやはり顔だけのぞかせている男の子がいますが、この子はA君といい、下の名前が私と同じT(確か漢字も同じ)と言いました。彼は10階棟の7―1の住人でした。
確か1度、A君を訪ねようとして7―1に遊びに行ったのですが、知らないおばさんに7―1の出口(2階吹き抜け)まであっとう間に追い出されてしまった記憶があります。当時は子供だから抗うこともなく、そのまますごすごと帰りました。あのおばさんは一体何だったのだろうかと今も思うことがあります。
実はこの川口グリーンセンターに関する記憶はほとんどありません。しかし、私は「川口グリーンセンター」という名前だけはずっと記憶していました。
写真の噴水ですが、ホームページ「川口グリーンセンター」の園内マップによると、「滝・大噴水」とある場所です。
噴水が上がり、滝が流れています。現在は時間帯によって水を出しています。運転時間は午前10、午後12、2時の各30分とあります。半世紀前も運転時間があったのか、またあったとして同時刻だったのかはわかりません。
私たち児童の手前の方には花壇広場があるはずです。花壇広場の左手にはコミュニティ広場、食事処があり、花壇広場よりさらに手前にグリーンプラザや管理事務所棟などがあります。
グリーンセンターはそのほかにも大芝生、芝生広場、白鳥の池、バラ園、ミニ鉄道、昆虫の森、冒険の森などのエリアがあります。子供を遊ばせるには持って来いの場と言えるでしょう。
この5月18日に咲く植物は、令和5年の現在だと、ムシトリナデシコ、マツバギク、ハンカチノキ、ヤマボウシ、サツキなどです。半世紀前にこれらの植物があったのかどうかはわかりません。
川口グリーンセンターのマップを見ていたら、子供心をくすぐるアスレチックや展望スベリ台などがあります。こんな年齢になっても展望スベリ台を滑ってみたいなという気持ちにさせられます。