せんげん台駅前の秘密基地。
行政区分では越谷市になります。
秘密基地という魅力的な言葉は、昭和40年代生まれの男の子の共通のキーワードだと思います。
今でこそ住宅で埋め尽くされてしまった東武鉄道せんげん台駅の西側は一面のでこぼこだらけの野っぱらでした。
いま思うと、宅地造成前のわずかな時期の凹凸だらけの野原だったんでしょう。
大場小5年生の時(昭和52年、1977)に凹部分に秘密基地を作りました。
雑草も生い茂ってるから、道路端からは中が見えづらい。
自転車で駆けつけて、凹凸の世界へ。
確か同級生3人か4人が参加したような。
5年1組のI君、N君(あだ名はトンコ)、私、もう1人いたかな。
格好の死角の凹エリアの秘密基地には放課後に何回か自転車で行きました。
そこに集まって何をするわけでもありませんが、ただ自分たちの世界を持てたことにワクワクしたんですね。
ちょうど私は転校することが決まっていた時期でしたので、この秘密基地と別れるのが残念でもありました。そういう感情を抱いたことを今もはっきりと記憶しています。
1980年代後半、いわゆるバブル景気の頃、思い出はブルドーザーに一掃されてしまいました。