ここは武里団地9街区

丙午生まれの昭和回想

級友になれなかった幼なじみ

 

仮面ライダー新1号の変身ポーズ。左が6歳頃のQ街区。右がK君。場所は近隣公園。撮影時期は恐らく新1号復帰後の昭和47年〈1972〉頃。撮影者はQ街区の母。後ろは9街区の棟が並ぶ。左から9―4、その右奥が9-12、その右に9―13。

 私は白百合幼稚園に通いました。昭和46年(1971)と47年(1972)です。

 9街区のある棟の3階に住んでました。

 ある日、同じ棟の2階に同年の男の子が引っ越してきました。

 私は母親に勧められて、その男の子のうちを1人で訪問しました。

 K君といい、おとなしい、自分よりはやや活発な男の子です。

 チャイムを鳴らすと、K君のお母さんが出てきて、「今出かけてるけど、じき帰るから」と上がらせて待たせてもらいました。

 やがてK君が帰宅し、「外へ行こう」と自然な流れで友達になりました。

 団地周辺を自転車で一緒に出かけたこともあります。

 キャッチボールもしましたし、コマ回し、近隣公園で遊んだこともありました。一緒に団地商店街の方へ遊びに行ったこともあります。

 古い写真の中にK君と花壇の縁にのって、仮面ライダーの変身ポーズで収まった1葉が今も残ってます。

 共に大場小学校に上がりましたが、近所で仲も良かったのに一度も同じクラスになったことがありませんでした。そのことは私の母も当時話題にしていました。

 5年生の1学期が終わり、私は転校しました。彼も私と前後して宮代町へ引っ越して行きました。

 その後、手紙のやり取り、何度か年賀状の交換をしました。K君に会いたかったのですが、高校1年の年賀状を最後に縁が切れてしまいました。

 今、K君はどうしてるのかなと時々思い出します。

 K君とは同じ相馬書道教室に通い、NHKにも一緒に見学に行きました。

 元気であることを祈るばかりです。