白百合幼稚園から晴れて大場小に入学しました。
入学式の記憶はありません。
1年9組でした。
1年生用の大きな名札は長方形の紫色に縁取られ、中には平仮名で名前が書かれています。
母親が書いたのでしょう。それを左胸にぶらさげ、新品のランドセルに黄色い交通安全のカバーをして、登校しました。
2年生になると、名札が1年生用の半分ほどのサイズになりました(確か)。これが3年生になると、名札を付けなくなります。
大場小には5年生の1学期までいました。
夏休みに他県へ引っ越しました。大人風に表現するとカルチャーショック(いじめ経験)がひどく、春日部に戻りたくてしようがありませんでした。
他県の小学校を卒業しましたが、小学校生活の大半は大場小ですから、あまり他県の小学校を卒業したという意識がありません。
この世に生を受け、半世紀が経過し、今やすっかり他県民になりましたが、基本的な性格はやはり武里団地で培われました。
武里団地をずっと懐かしく思い続け、今も団地を歩きたいと思うこと多々です。しかし、9街区も来春には完全になくなります。寂しい限りです。
かつての同級生たちはどんな卒業式を迎えたのでしょうか?
私は大場小に5年までいながら、卒業アルバムをもらうことができませんでした。転校先の学校の卒業アルバムをいただきましたが、何の意味もありません。
大場小学校卒業、この肩書がうらやましいな。