ここは武里団地9街区

丙午生まれの昭和回想

日本そば屋「蕎麦処 元禄」

2―9号棟にあった「蕎麦処 元禄」(2009年7月25日、Q街区撮影)



2街区にあった当時の日本そば屋「蕎麦処 元禄」(2009年7月25日、Q街区撮影)

元禄で注文したもりそば(2009年7月26日、Q街区撮影)

元禄のもりそば、うな丼セット(2011年8月8日、Q街区撮影)

移転後の元禄でそばを食す(2013年9月19日、Q街区撮影)

 

 武里団地中央には武里団地名店会がありました。

 今はスーパーカスミの北隣りに移転しました。

 私は幼い頃から母親に連れられ、よく買い物に出かけました。

 恐らく、その折に味をしめたのだと思いますが、蕎麦好きになりました。

 これが幼稚園(昭和46、47年)の前後のことだと思います。

 それからというもの、日本そば屋「元禄」の前を通ると、「おそば食べようよ」と母親にねだりました。実はそのねだった記憶だけが頭の中に残っています。

 そば、というと、「もりそば」でなく、まず海苔のかかった「ざるそば」を思い浮かべるのは、ざるそばから蕎麦の世界へと踏み込んだからなんでしょう。

 だから大人の今になって、ほかに蕎麦産地のそばを体験するようになってからも、元禄の蕎麦が懐かしいわけです。

 名店会が取り壊される前に1度元禄に立ち寄ったことがあります。

 その折に店の女性の方と自身のそば好きルーツと元禄の関係を話しました。

 2010年に残念ながら名店会が取り壊され、カスミができ、名店会が北隣りへ移転しました。

 その一角に元禄が残りました。

 移転してからも2度ほど食べに寄ったことがあります。

 しかし、その元禄もついに廃業しました。

 寂しい限りです。今年9月に武里団地に立ち寄った際に確かに元禄のないことを確認しました。

 もう一度、食べたかったな。